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活動休止状態からの復活アルバムが2009年発表の The Whirlwind。
この作品には、いくつかのバージョンがあるのだけれども、ベースは、CD1枚77分を使い切った組曲1曲。その他のバージョンとしては、それにボーナスディスクがついた物で、ボーナスディスクには、比較的軽い歌物4曲とカバー4曲。さらにもう一つのバージョンは、その2枚のCDにDVD1枚がついて、DVDはドキュメンタリー。
全体は、12のパートに分かれた組曲、The Whirlwind。立ち上がりは、如何にもな感じで幕開けを感じさせる音がボリュームを上げていきスタート。
全体的な印象は、Spock's Beard の Snow や、Neal Morse の Testimony といったコンセプトアルバムに近いので、Neal Morse が全体を構想したという印象がある(ただし、全曲名義はTransatlantic)。
ボーカルは、やはり、Neal Morse が中心だけれども、Roine もある程度歌っていて、さらに、Mike と Pete も加わるってところは、過去の作品と同様、さらに、その4人で作りあげるコーラスワークは絶品の美しさ。
演奏も4人の特徴がしっかりと絡み合っていて、本当にこの4人の相性の良さを感じさせるところで、誰かだけが出過ぎるという感じはなくて、それぞれが主張し合いながら融け込んでいる。
というところで、前作までの様子をそのまま踏襲した作品になっていて、大きく変化したという印象はない。だけれども、ただの焼き増しという印象もなくて、なんというのだろうか、待ちに待った Transatlantic サウンドがリニューアルされてまたやってきてくれたという感じ。
ただ、一方で、CD1枚で1曲という構成なので、なかなか全体が掴み切れない。あと、強烈に印象を残すポップチューンが無いのと、うまく物語が構成されすぎていて、あのパートが特にすごくいい、というところが無いのが痛し痒し。さらっと聴けてしまうと言うか、さらっとBGMになってしまうところもある。
なので、このサウンドを十分に堪能するには、じっくりと聴き込むしかないというところ。それだけ味わい尽くす価値のある作品とも言える。
で、ボーナスディスクのほうですが、まずは、オリジナルの4曲は、軽めのポップチューン。確かに、ボーナスディスクにふさわしい感じの曲で、彼らの本編のサウンドのような作り込んだ気合いの入った演奏ではなくて、良い意味でリラックスして作ったサウンドというところで、こういうサウンドも確かに聴いてみたかったというところを満足させてくれるそれ。
そして、注目はカバーソング。Genesis の The Return of The Giant Hogweed、Procol Harum の A Salty Dog、Beatles の I Need You、そして、Santana の Soul Sacrifice となかなか渋い選曲。
個人的に印象的だったのは、The Return of The Giant Hogweed。この強烈な演奏なカバーはかなりいい。
- Official Site
- Disc Review
- The Whilrwind (2009) : Studio,CD
- Bridge Across Forever (2001) : Studio,CD
- SMPTe (2000) : Studio,CD
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