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その4枚目のアルバム Uninvited Dreams。
ポーランドは意外にプログレ系サウンドが充実していて、Satelite などの如何にもプログレというサウンドを展開するポンプ系の音に近いいわばプルグレ・ハードなタイプのバンドが存在する一方で、Riverside などに代表されるプログレ・メタルなタイプのバンドも存在している。
そんな中、Osada Vida の立ち位置はというと、その丁度中間にあるという印象。メタルのような鋭角さを全面に打ち出すわけではないけれども、一方で、ゆったりとした雰囲気をもつ世界感をだけを売りにしているわけでもない。その両方を適度に配合したサウンド。
そんな、Osada Vida のサウンドは、前作までの私の印象としては、プログレファンなら結構好きで聴くだろうけれども、ちょっとマニアックなファン向けかな、というところだったのだけれども、今作はそんなレベルではない。
サウンドは、良くも悪くも、前作までよりも洗練されていて、メタリックな要素が増えている。前作までにもあった、プログレ・ハードとプログレ・メタルの中庸的サウンドはそのままではあるのだけれども、音そのものがとても良くなったという感じで、非常に洗練されてきている。なので、プログレマニアには良さが理解出来るというサウンドから、プログレ・メタルな人にも結構聴けるサウンドに仕上がっているという印象。
一方で、アルバムのコンセプトの方なのだけれども、これが、また、今回も不思議なコンセプト。前作は、直訳すると”肉体部分のパーティー”というよくわからないタイトルだったのだけれども、今作は、タイトルこそ、Uninvited Dreams で一瞬それほど特殊な印象は受けないのだけれども、ライナーノーツをよく読むと、深い睡眠へ落ちていく過程を描写する文章がのっていて、そして、Uninvited Dreams に行き着くと書かれている。
ちゃんと歌詞まで読んでいないから憶測だけれども、まぁ、悪夢を題材にしたコンセプトアルバムというところか。招かざる夢から、終わりなき夢へ。
というコンセプトに導かれてアルバムは展開されていくのだけれども、最初にちょっと書いたように、非常に洗練されたサウンドに仕上がっていて、なかなかいい出来です。
途中女性ボーカルも入りながらのAOR的な安定したボーカルサウンドとメタリックなサウンドを併せ持つ12分に及ぶ曲もありながら、一方で、ちょっとフラメンコちっくな印象もするインスト曲なんかを持ってきたりしている。だけれども、締めのラスト約11分の "Neverending Dream" は、しかし、如何にも彼ららしい安定感のあるサウンドをベースにヘタウマ系ボーカルを乗っけるという展開。いい感じで脱線しながらおさまっていくというところで非常にいい。
もともと、ミクスチャータイプなサウンドでジャンル固定出来ないサウンドだったけれども、それがさらに大きく展開していて、非常に面白いサウンドになっている。
正直、こんなにいろいろな演奏が出来るバンドとは思っていなかったので、軽く衝撃的。変拍子なんかも、相変わらずさりげなく入れてきたりするので、プログレファンには、結構アピールするサウンドだと思う。
全体的には、それほど長い作品ではないこともあってか、ボーナストラックが入っています。
- Disc Review
- Uninvited Dreams (2009) : Studio,CD
- The Body Parts Party (2008) : Studio,CD
- Three Seats Behind a Triangle (2006) : Studio,CD
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