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Music as 現代プログレ聴査室

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20世紀の大きな音楽革命の一つであるロック。

そのロックの中でもひたすらに革命的、もしくは変態的なジャンルであるプログレッシブロック。燦然と輝いたかと思うと、拡散して、地下にしばらく潜り込んだ後、密かなきゃっこうを浴びながらその概念が拡散していっているそれ。

その、プログレッシブロックという曖昧なジャンルに属していると、作者が個人的に判断したバンド、アルバムをここで紹介いたします。

なお、ここには、主に80年代以降に登場し、現在も活発に活動しているプログレッシブロック関連(あくまで筆者の私見による分類です。)のバンドの作品レビューを掲載しています。

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Contents

| プログレとは | 60年代 | 70年代 | 80年代 | 90年代 | 00年代 | 再びプログレとは |

プログレッシブ・ロック。ミクスチャーというより他無いのかも知れない。それとも、ロック meets クレイジーなインテリとでも言うのだろうか。ロック創世記に現れたロックという基盤にクラシック、ジャズ、民族音楽等の異文化を取り込むことによって独自の世界を築き上げた音楽の総称とでも言えばあまりに抽象的だが、全てを包含できそうでもある。ジャンルわけ事態の困難さもしくは無意味さというのもあるだろうが、それが目安としての意味を持つことも否定できない。しかし、ことプログレについては、人によって、捉え方が全く異なるし、ハードロックというようなものと違い、ジャンル名から音を想像することが出来ない。そもそも、その共通する音もなさそうでもある。ロックの枠を越えたロック。

最もわかりやすいのは例示である。ビッグネームは、YES 、 KING CRIMSON 、 E,L&P 、 PINK FLOYD 、 GENESIS 。しかし、このジャンルの恐るべきは、そのビッグネームの下に数限りないバンドがひしめき、そして拡散していくこと。国境を飛び越え、ヨーロッパ各地から北米、南米、アジア。そして、このビッグネームとは全く違う音を出すバンドもまたプログレとなりうる。ただし、多くのバンドは、プログレとジャンルわけされるのを嫌う。そのマニアックなイメージ故だろうか。

| プログレとは | 60年代 | 70年代 | 80年代 | 90年代 | 00年代 | 再びプログレとは |

Beatles を契機として花開いたロック文化。その創世記には、当然のこととして、様々な試みがなされ、様々な表現手法によりロックが誕生と共に拡散していった。ビッグバン。ところで、ここでふとロックとは?。ということも気になってくる。しかし、それに対する明確な答えもまた見つからないながらも、何となく、ロックというと、クラシックやジャズと同じように、具体像無く受け入れることが出来てしまう。では何故プログレは受け入れ困難なのか。それは多分、マイナーである。それだけのことだろう。プログレ好きにとっては、プログレとはって、本当はそれほど気にすることでもないのだが、他者との接触では、やはり説明が必要となってしまう。それた話を戻す。当時は、自由解放、サイケデリック、麻薬。そんなイメージもロックにはあったのではないだろうか。フラワームーブメント。そんなサイケの中から現れたのが、PINK FLOYD や、SOFT MACHINEといったバンドだ。一方で、Beatles / Sergeant Peppers and lonely club band というコンセプトアルバムの原型も現る。そしてそれをより具現化させたMoody Blues。ロックが、蠢き始める。そして衝撃のKING CRIMSON /In the Court of the Crimson King が発表。ワイト島フェスでのELP衝撃のデビュー。プログレが生を受け、そして拡散が始まるのは、この60年代も末期である。

| プログレとは | 60年代 | 70年代 | 80年代 | 90年代 | 00年代 | 再びプログレとは |

ロックが最も力を持っていた時代。気のせいだろうか。勿論、世情もあるだろう。若者の発散。Led Zeppelin が現れ、Deep Purple が現れ。意だに語り継がれるロッククラシックスの名盤の多くは、この70年代前半に集中しているともいえるのではないだろうか。そして、その最大の象徴が、Wood Stock ということになる。ヒッピー文化。プログレもまた、このヒッピー文化と切り離せない面を持つ。Gongのその活動。そこともまた連関を持つが、もう少しジャズよりではあるが、先のSoft Machine に代表されるカンタベリー派の活動。この辺りは、もはや、通常のロック史からは無視されがちながらも、非常に重要な活動である。その他にも、アヴァンギャルドなHenry Cow および、そのメンバーによる、全く異次元での拡散。音楽のメインストリームから脱却し、インディーズの先駆け的行動をとった孤高のThe ENID。余りメジャーでは知られてはいないが、たぐいまれな世界を作ったGentle Giant 、 Van der Graff Generator 、枚挙にいとまがない、強烈にアイデンティティの表出させたバンド達の登場。そんな時代、プログレビッグネーム達は次々に話題作を発表。yes / Close to the edge , ELP / Brain Sarad Surgery , Pink floyd / Dark side of the moon , King Crimson / Larks Tongue in aspic そしてそれに伴う大規模なツアー。そして、ジャンル。もしくは、そのファンの興味も拡散をはじめ、英米中心の注目対象から、その他の国へ波及する。独自の観点を好むプログレ故の展開ともいえるかも知れない。Banco , PFM 他数多くの味あるバンドを生み出したイタリア。Focusを生んだオランダ。Atoll , ANGE 等を生んだフランス。ある意味では、平等に音楽が評価され愛されたともいえるのではないだろうか。しかし、栄光は短い。それらの音楽的成熟と拡散は、両刃の剣という側面も持ち、難解化する音楽は、やがて、大衆の感情を掴みきれなくなり、また、プログレ、およびロックそのものが、一時の拡散のエネルギーを失い、形骸化していく。プログレの持つ矛盾。中産階級ロック。そして、それは、全く別のベクトルであるパンクロックの荒波の中にその第一次繁殖期は過ぎ去ってしまう。

| プログレとは | 60年代 | 70年代 | 80年代 | 90年代 | 00年代 | 再びプログレとは |

パンクの嵐が過ぎ去った頃。ハードロックの方面では、New Wave on British Heavy Metal (NWOBHM)と呼ばれた一つの流れができはじめる。一方プログレでは、ポンプロックという、やや斜に構えた感もあるネーミングで呼ばれた動きが現れる。どちらも、大きなうねりを生み出すことはなかったが、それらが荒野に蒔いた種は、意義深く、今日へ、地道にバトンを繋いだ活動といえるだろう。ポンプの代表戦士。Marillion , Pallas , IQ , Pen Dragon 等々。全てとは言わないが、何故かこの時期のバンドは、初期Genesis の雰囲気を継いでいる。テクニカルな追求と言うよりは、その空気づくりの方に力点があるようなそんな印象。しかし、うねりは小さい。このころには、ビッグネーム達も活動休止や、ポップかという方向チェンジを行い、衝撃力は小さい。一方で、世界は、空前の景気の上昇を迎えはじめ、日本のみならず世界的なバブルが始まる。それは、全ての商業科を促し、音楽産業もまた例外ではなくなる。ポップスの台頭。そして、売れすぎたハードロック。プログレは、アンダーグラウンドにも活動が活発とは言い難い状況。しかし、拡散されたプログレは、至る所で新たな芽を吹き始める。それは母国英国を遠く離れ、ハンガリーに現れた Solaris 、ブラジルから、Sagrad 、オランダ Coda 。単発ながらもそれらがプログレの死を否定する。

| プログレとは | 60年代 | 70年代 | 80年代 | 90年代 | 00年代 | 再びプログレとは |

余りにも端折りすぎたせいで、まだまだ触れることの出来なかったバンドも多く、言葉足らずに表現を止めてしまったところもあるが、90年代以降に続く現代プログレ、このホームページに載せている多くのレビューはこれらのものではあるが、に話を継いでいく。

90年代に入ると状況に変化が現れる。それが何故なのか、ただの時代の波なのか。Dream Theater , Queensryche といった、メタルバンドが、テクニカルに展開して、メタルの領域から、プログレをのぞき込んだというのも、世間の目をプログレに向ける一因になったのかも知れない。別の他流試合では、クラブ系から、突然支持されたCANやFAUSTといったジャーマンエレクトリックプログレへの関心。ここ最近、ロック界でも重要地点である北欧から登場した Anglagard のそのCrimsonesque と北欧の幽玄世界によって与えた衝撃。そして、多様性の国アメリカから現れた、天衣無縫なSpock's Beard の出現。そして、Marillion を代表にポンプ勢力の復活。それだけではない、プログレ界のみならず、ロック界に溢れた70年代のバンドの90年代での復活劇。結局その復活劇によっては、衝撃的な作品を残すところまではなかなか行かなかったが、その復活自体が与えた活性。その背景には、テクノロジーも一役買っているだろう。インターネットの発達により、情報が通りやすくなったという事実。機材の高度化および廉価化による自主制作が容易になったという現実。そして、それらの集積からであろう、各地でプログレフェスティバルが開かれはじめ、完全に活気を取り戻す。グローバル化の持つ二つの顔。価値の集積と、価値の発散。プログレは、発散された価値が、国境を越えて集積されることにより息を吹き返したのかも知れない。

| プログレとは | 60年代 | 70年代 | 80年代 | 90年代 | 00年代 | 再びプログレとは |

90年代後半から、2000年代前半の流れでは、一つには、CDの再発も含めたかつてのバンドに対する再注目が一つの流れである。新しいバンドの新作よりかつてのバンドの名作の方が、やはり売れ行きはいいのだろう。そして、MarillionSpock's BeardFlower Kings という現在のシーン を作り上げ、牽引してきたバンドも中堅からベテランという域にまで達してきている。それに変わって一時期非常に注目を浴びたのが北欧、東欧勢の台頭。目をひく活動としては、After Crying に見られるようなクラシックとのよりシームレスな接触という面や、HedningarnaAmarokといったバンドに見られるような、昨今のトラッドブームとの連関からか、民族音楽との繋がりの強化だろうか。ただし、これらのバンドもその活動は大きな流れまでは成長せずに、収束してしまった感があるのが残念。それに変わって、出てきているのが、Radio Headなどの感覚に近いものをプログレに持ち込んで非常にコンテンポラリーな展開を図っているバンド。その代表格は、Porcupine Tree。当初は、ACID感などからHawkwindあたりも引き合いに出されていたが、ここ最近では、ポップ感覚を加えてきており、ふつうの若者が聞いてもかっこいいと思ってもおかしくないのではという作品を提供し始めている。また、Marillionの近年の作品にもそういった感覚がつけくわわってきている。さらに注目は北欧勢。Anglagard の後継者的なバンドとしては、AnekdotenPaatosがあげられるし、芸術的な要素の強さや前衛性という意味では、Isildurs Bane などがあげられ、いずれも個性的な世界を築き上げながら、しかも、ポップ間を加え、一般的な聞きやすさというのも獲得してきており、注目の動きである。いずれにせよ、今後は、こういったポップ感や現代的な感覚とプログレの融合がさらに深まっていくのではないだろうか。

さらに別傾向の流れとしては、toolやMars Volata, museなどかつてのプログレッシブ・ロックが持っていたクロスジャンルのミクスチャーを抜群のテクニックとゆがんだセンスでまとめ上げるバンドが出てきていて、そして、一般的な支持を受けているというのも重要な流れであろう。

| プログレとは | 60年代 | 70年代 | 80年代 | 90年代 | 00年代 | 再びプログレとは |

ということで、結局プログレって何だろうかという疑問には、どうも答えることが出来なかったようだ。それを逆に捉えた方がいいのではと思っているのが実は筆者の本心である。プログレと呼ばれるある種の音楽を好む人たちが好む音楽、それがプログレである。であるが故にその共通項は、抽象的でとても言葉にはならない。ねじれすぎた音楽の総称。しかし、その魔力に一度捉えられてしまうと、そんな意味づけも必要なく、これこそがプログレだと、自分の基準をもてるようになるに違いない。

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